決済代行サービスとは

決済代行サービスというのは、コンビニやクレジットカードを使ったさまざまな決済をオンライン上で一括して行えるようにしてくれるサービスのことです。たとえば、インターネット上にショップを開業したら決済手段の導入が欠かせません。その際、クレジットカードでの支払いを可能にしたいなら各カード会社と、またコンビニ決済なら各コンビニを経営する会社と契約を結んで初めて決済が可能になります。このような各社との契約は時間も手間もかかります。

しかも、会社ごとに入金日が異なるのが一般的なため、管理自体も煩雑になってしまう点には注意が必要です。そのようなときに役立つサービスこそが、決済代行です。決済代行サービスを利用すれば各社ごとに契約を結ぶことなく一括して決済を行える環境を手に入れることができます。また、オンライン決済を導入する場合、クレジットカードをはじめとした個人情報の漏洩は許されません。

ゆえに、国の呼びかけでカード情報などを取り扱う事業者はカード情報の「非保持化」対応あるいは国際的なセキュリティ基準を準拠しなければならないとされています。一方で、その準拠は数百にもおよぶ要求事項のクリアに加えて月額100万円以上の費用が必要です。つまり、個人や中小規模の企業ではなかなか対応できるものではありません。そのため、よほど大きな企業でない限り決算手段の導入にあたっては、決済代行サービスを提供している企業と契約をするのが一般化しています。